漆について
2025-06-26 15:46:00
漆が学べるところ
よくお客様に「どこで漆を学ばれたの?」と聞かれます。
私は、香川県の漆の学校で学びました。
3年間、普通の学生のように、月から金まで、朝から夕方までびっしりでした。
私の知識では、漆だけの専門学校のようなところは、
香川県と、石川県だけのはずです。
他に伝統工芸学部、漆学科みたいなところは
日本全国ちょこちょこあります。(陶芸科とか、織物科なども併設)
沖縄にもあり、お邪魔したこともあります。
県によって、技法が様々ありますが、
香川県は彫ることと、色漆を使うことを得意としていました。
なので、うちのギャラリーには緑色とか、黄色、青色の漆の品が置いてあります。
「漆って黒と赤だけかと思った」とよく言われるのですが、
漆の樹液(茶色)に、顔料や染料を入れるので、色々な色が出来ます。
しかし、ベースが茶色なので、すこし濁るというか、落ち着きが出ます。
特に白色はベージュな感じの色に基本なります。
上品で、柔らかな印象な漆の色々です。